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子どもの成長に極度の寂しさを感じるのは自分だけじゃなかったと安心したこと。

子ども嫌いの大人の方が圧倒的に多いと感じるが、僕は全く子どもが嫌いではない。
小さい頃から常に周りに自分より幼い子どもがいたからなのか(親戚の中で僕が一番年長だった)、小さい子どもと遊ぶことに慣れている。
でも本当のところは、いつまでたっても僕自身が人間的に幼く、子ども目線で彼らと接していることが原因か。(今でもたまに小3の娘と真剣にケンカしている。)
ただ、40の声が聞こえてから以降、急に子どもと遊ぶことに極度の疲労を感じるようになった。(仕事はいくらしても疲れないのに)
最近では自分の子ども以外とは話をするのも億劫になる。(ダメなことと知りつつ、正直に言うと。)

今朝の朝日新聞の『声』欄の投書で、45歳の奥様が『自分の子ども達が大きくなったら、もしかしたら今のように食卓を囲んで自分の手料理を家族みんなで食べることが無くなるのではないか』と将来確実に訪れるであろう寂しさを言葉にしていた。
それを読んでとても共感できるな~と思った。

『お前が寝てる時、これ以上大きくなれへん注射打ったからな!』と脅す僕に、目を丸めて心配そうな表情を浮かべている3歳の次男も、やがてはランドセルを背負い、そして僕にダッコをねだってくることもなくなるのかと思うと、子どもの成長って本当に寂しい。
親のエゴだとは知りつつ、ゆっくりゆっくり成長してほしいものだ。
あとは妻にもう一匹『可愛いの』を産んでもらうしかないか?

『子宮に沈める』。「大阪2児置き去り死事件」が映画化されたがとてもじゃないけど見る勇気がでないこと。

度々このブログでも取り上げた事件、『大阪2児置き去り死事件』が映画化されたようだ。
事件に関心を持って加害者である2児の母親の裁判の様子も気にしていた僕ですが、映像化された『事件』を見ることはできないと思う。
この件について書かれたノンフィクションは読んだが、それでも事件のこと、飢えと衰弱によって亡くなってしまった二人の子どものことを想像すると何回も途中で読むのを辞めようかと思ったくらいだ。
これを映像として見ることができるのか想像しただけでおぞましい恐怖感に駆られた。

今朝の朝日新聞ではメガホンを握った監督のこの映画に込めた『思い』について語られていた。
「この事件を単に加害者となった2児の母親にのみ押し付けていいものなのか!」
時の経過とともに僕の考えも監督の主張に傾きかけている。
怖いのは、一審で加害者である2児の母親を裁いたのは、人を裁く経験すら持ち合わせていない一般の市民たちだったという事実だ。
この裁判に関わった裁判員たちがこの映画を見た時、一体どんな気持ちになるのだろうか?

※裁判は最高裁まで争われ、懲役30年が確定した。
映画『子宮に沈める』

悲しい映画を見て案の定悲しい気持ちになった話。

あまり見たくは無かったが友人があまりに進めるので“クロッシング”という韓国映画を見た。(何を意図して僕に見せたがったのかわからないわけでは無いが。)
父と子のあまりに悲しすぎる別れを描いた大作で、日本では紆余曲折を経て一部小劇場での上映となったらしい。
僕は友達の勧めもあってYouTubeでしかもタブレット端末で見たが、それでも迫力のある役者(特に子役がすごかった)の演技と作り物とは思えない再現された町並みは、この映画の完成度の高さを際立たせる。

ストーリーと題材となったテーマには様々な意見があるこの映画。
実際に“川”を渡った人間を知る僕は、やはり悲しくてやり切れない思いで最後までこの映画を見ることとなったのだ。
批判するのも支持するのもまったく自由な空間に生きている僕らは、結局は何もできないし行動も起こさない。
ただ、明日もいつもと変わらない普通の時間を過ごすしかないのであった。

お終い。

久しぶりにサッカー観戦を楽しみました。

昨日、僕が応援しているサッカーチームの応援に息子2人を連れて行ってきました。

大阪の堺市に『J-GREEN堺』という日本最大級のスポーツレクリエーション施設があります。

初めてそこへ足を踏み入れましたが、とにかく規模が大きく見渡す限りサッカーをしている人たちで埋め尽くされていました。

正直、こんな素晴らしく整った施設が大阪にできていることに驚きました。

天候にも恵まれ応援していたチームも4-0の圧勝と、とても気持ちの良い一日を過ごすことができました。

高校進学の際にサッカーを辞めてしまったことを今でも悔やんでいますが、息子たちにはこんな恵まれた施設が用意されているだけでもサッカーをさせる価値があるのではと感じさせられました。

高校無償化裁判の傍聴に行って来ました。

在日コリアンに対する差別の中でも国家によるあからさまなものが、高校無償化制度からの朝鮮高校生徒の廃除です。
それでなくてもヘイトスピーチの的として人権蹂躙の被害を受けている子供たちへ、マイノリティーへの差別を防御してくれるであろうと信頼を寄せるべき国家による差別で、果たして高校生たちはこの国を好きになれるだろうか。
証人尋問でも行われない限り早い時は1分とかからない裁判だが、沢山の傍聴人へ配慮してか、原告代理人は毎回書面を読み聞かせてくれている。
朝鮮高校側の弁護団はほとんど手弁当(ただという意味。)で弁護を引き受けていると聞く。
残念なのは、毎回同じ顔ぶれがしか集まってはいないこと。
彼らの頑張りに敬意を払う意味でも、より多くの味方が傍聴に来ていただけるとありがたいのだが。

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