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行政書士一覧

継続はチカラ。

昨日は旧盆、私の本国では쟁반(秋夕)の日でした。

皆さんの家でも朝から法事をしましたでしょうか?

ところで私は若い頃、『継続はチカラ』という言葉に違和感を抱いていました。

新しいものや革新的なことを求める発想や思考にあこがれるあまり、『継続はチカラ』という言葉には変化を否定し現状維持を肯定する保守的な響きが含まれているように感じていたからです。

しかし最近になってやっとこの言葉の重要性と真の意味に気付いた思いです。

何事も長く継続することで新しい発見や想像を見出すことができ、決して継続することは惰性や現状維持ということではなく、継続することで物事の真の価値やヤリガイ、そのことに対する本当の見極めを可能とする目が養われ、そこから新たに進むべき道や革新的なアイデアが生まれるのだと思います。

私は高校を卒業してから2つの職業しか経験したことがありませんが、今の職業にはまだ6年しか携わっていません。

しかし、今の仕事を生涯続けようと思っています。

『継続はチカラ』という言葉の大切さや重さを、10年後20年後に自身の子供達や後輩達に説得力を持って話せるように、、、、、

男は40代に今後の人生について考えることが多いかと思いますが、周囲の声に惑わされず、自分自身が信じる道を同年代の男性には進んで欲しいと、今思います。

また、これから夢の実現を構想されている方は、まだまだ先の長い人生だと肯定的に考え、トライしてください。

物事を見つめる観点。

この仕事を続けている内、ふと自分が理屈っぽくなっていると感じることがある。

単純に考えると何でもない世の中の事象を、法律や人権を過大に意識して一般的ではない捉えかたをしてしまっていると感じることが多い。

いわゆる『職業病』かとも思える思考に対する疑心が、他者との話の中で垣間見えてしまう。

自分自身で認識できている内は重病ではないと妻に言われたが、現在の仕事を辞めるつもりも無く、このまま続けると非常に理屈っぽい大阪のオッサンが誕生するのは時間の問題だ。

仕事上の思考と私生活でのものの考え方のバランスも考えていかねばならないと感じる。

しかし、社会で起こる大小さまざまな『理不尽』を吸収してしまいやすい性質なのか、ここ最近生きていて辛いことのほうが多いと感じるようになってきた。(多くの人がそうなのでしょうが・・・)

それでも、息子の笑顔が写った写真を見て直ぐに立ち直れる私は幸せかも知れない。

チャレンジすること。

人間、生きている限り失敗はつきもので、それを恐れるあまりチャレンジすることを止めてしまうのは違う気がする。

ニューカマーのコリアンを相手に仕事をしていると、彼らの無謀とも思えるチャレンジ精神には驚きと時として感動すらおぼえる。

40年近く日本て暮らしながら会社一つ起こしたことがない自分が、恥ずかしくすら思えてくる。

それほど、コリアンの起業意欲というか自己実現意欲が、私には驚異的に感じられる。

ただ、彼らの多くに欠落しているのは、具体的な計画と将来のビジョンである。

成功者に言わせると、「ビジョンがない起業なら、やらない方がましだ」となってしまうことだろう。

しかし、自ら行動を起こさない限りは、何も生まれないのも事実だ。

コリアンの持つ起動力、瞬発力と、日本人が持つ慎重さ、忍耐強さを兼ね合わせると、世界最強の集団が生まれる気がしてならない。

コリアンと日本人とのちょうど中間的な存在に位置する私達在日コリアンは、両者に適切なアドバイスを送ることが出来る特殊な存在であると、自分自身の存在価値を見出している。

だからと言って、自分の商売がうまく行くとは限らないこともまた事実である。

在留期間更新許可申請。

入管法21条には、「本邦に在留する外国人は、現に有する在留資格を変更することなく、在留期間の更新を受けることができる。」旨の規定が存在する。
いわゆる「ビザの延長」のことだ。 ※ビザ⇒在留資格とお読みください。

さらに同条第3項には、「在留期間更新の申請があった場合には、法務大臣は、申請した外国人が提出した文書により在留期間の更新を適当と認めるに足りる『相当の理由』があるときに限り、これを許可することができる。」旨の規定がある。

すなわち、『相当の理由』がないと判断すれば、これを不許可にすることができるということだ。

これまで、在留資格取得(変更許可申請や認定証明書交付申請)は勿論のこと、在留期間の更新のお手伝いも沢山してきたが、全てが許可されているわけではない。

不許可とされる多くは、実態の伴わない婚姻ビザや実態の伴わない就労ビザ所持者だ。

業務依頼にあたり、細心の注意をはらっていわゆる「偽装案件」にひっかからないように心掛けているが、万全の態勢で騙しにこられたとき、それを見抜くのは至難の技で、とにかく事前のアナウンスと詳細なインタビューを徹底することが、自己防衛の唯一の方法だと考える。

昨今、企業をはじめ私達のような個人事業主においても、コンプライアンスの遵守は長く生き残るための必須の条件であり、クライアントへのアナウンスの徹底と自分自身に対する認識強化を継続しようと思う。

職業に貴賎はないか?

子供のころ、永遠に続くとも思われた“学生”という身分は、今振り返るとあっという間の出来事だった。

今では、永遠に続くとも感じられる“労働者”という身分に、私を含めた多くの大人達が震撼させられているにちがいない。

運よく今の仕事に就くことが出来た私は、お客さんに喜びを与える職業に大変やり甲斐を感じているし、収入以上に沢山のものを得ていると日々感謝している。

自分の子供達には、一切、親の個人的な思いや期待を押し付けないことを心掛けているが、社会に出るまでの短い時間に自分の職業や将来像について悩み抜くことだけは、ものごころがついた頃から口をすっぱくして言い続けている。

人生の大半を費やすであろう『労働の時間』を、より有意義に過ごさせてやるために、「どうせ働くのだったら自分が好きな分野かせめて人から感謝される職業に就かせてあげたい。」

そのことだけは、親の意志を押し付けさせてもらう。

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