日本語一覧
国際結婚の夫婦から生まれた子供について。
- 2011.12.08(木)
- 国籍・家族関係登録(戸籍) , 帰化申請業務関連 , 日本語
日本に多く住む在日コリアンの中には、国際結婚をしてその夫婦の間に子供が出来た方もいらっしゃることでしょう。
私の事務所へも、よくそのような夫婦から問合せをいただきますが、そのほとんどが子供の国籍や氏名に関するものです。
本日は先ず子供の名前についての検討を行ってみましょう。
日本で生まれた子供の場合、両親のうちの一方が日本人であるならば、日本人親の戸籍に入ることとなります。
すなわち、(表現が妥当かどうかはさておき)表面上は日本人の子供として生きることになります。
その子は外国人登録は出来ません。
これは、母親が日本人であれ父親が日本人であれまったく同じです。
当然、その子供の名前は日本の法律で定められた漢字(人名用漢字、常用漢字)のみ使用可能です。
反対に、韓国や朝鮮籍の子供として生まれてきた場合は、日本で認められていない漢字でも使用可能となるのです。(当然、韓国や朝鮮で使用が認められていることが前提ですが)
このように、名前に使用できる漢字一つとっても、在日コリアンと日本人の間の子供については、生まれてくる前にいろいろとよく調べておく必要があります。
先日ある方から受けた相談で、面白いケースがありました。
韓国人同士の夫婦から生まれたその方の子供が、パスポートを取るために韓国の戸籍(何度も言いますが現在は家族関係登録簿となっています)に子供を載せようとしたのだが、日本で使っている子供の名前のうち漢字1文字が韓国では使われていない漢字だったらしいのです。
その漢字自体が存在しないのではなく、同じ漢字でも表記が日本と若干異なるのです。
(たとえば【姫】という字も、韓国では少し違って表記されます)
その方は仕方なく韓国での表記で戸籍に子供を入籍させましたが、名づけのときにこだわった『画数』が変わってしまい非常に残念だと言っていました。
こんなことも起こるのだなと、教えられたのでした。
~次回へ続く。~
母は強し。
今日、久しぶりに人の演説に心を揺さぶられるほど感動した。
ある集会での女性の演説で、飾り言葉もジョークもない朴訥な語りだったが、だからこそ彼女の胸の内がダイレクトに伝わってきた。
男が話すとああはならないだろう。
子を持つ母の心の叫びが、多くの共感を得たことは間違いない。
(母は強しなのであった。)
後は、私をはじめ、彼女の思いを受け止めた人間がいかに行動するかである。
(お父さんも頑張らなければ。我が子の追っかけばかりやってては、子も親も成長しないのだ。)
行政裁量。
- 2011.12.05(月)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報 , 日本語 , 行政書士
外国人の在留手続きを多く扱う私の事務所では、度々この得体のしれない判断に悩まされる。
許可となればノープレブレムなのだが、不許可の時が難儀だ。
入管手続きは本当にケースバイケースが多く、クライアントへの説明には多くの時間と労力を要する。
すべてを理解していただくことは不可能だが、この自然説明がその後の準備作業に大きく関わってくるのだ。
手間暇かけた申請が不許可となるのは非常に残念で、再申請での許可取得はよりハードルがあがるのだ。
このような事情を、何卒、ご理解いただきたいものだ。
ちなみに、国のした判断に不服があるときは、異議申立てや訴訟の道が準備されていて、東京の知人弁護士は『大阪でももっと行政訴訟をやるべきだ!』と言っていたのを思い出す。
再審開始決定。
ここ最近、立て続けに明るみになる冤罪事件。
警察や検察のずさんな捜査に問題があることは確かでしょうが、それを裁く裁判官の役割にこそ、問題が多かったのではないでしょうか。
間違いを犯した人間は、一般人であろうが公務員であろうが、ペナルティは公平に受けるべきだと思う。
検察叩きもいいが、25年もの時間を奪い去った判決にこそ目を向けるべきだと思う。
いずれにしろ、罪を着せられた人間と被害者遺族の時間と無念が癒されることは、永遠にないのだろう。
ザ・公務員。
- 2011.11.30(水)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報 , 憤慨 , 日本語
権力を握るとそれを履き違えて行使しようとする人間がいる。
僕のこれまでの経験では、特に公務員にそのような人物が多く、与えられた権力や肩書きを自身が生来持って生まれたかのように、お客様であり自分達が存在できている唯一の根源でもある『市民』に対して、横柄でぞんざいな態度を取るのだ。
つい先日も僕が頻繁に出入りするある役所で、相談に訪れた一市民である僕に対して、余程怒鳴りつけてやろうかというような冷酷な態度で接する公僕がいたのだ。
自分のことであれば『責任者を出せ!』となるのだが、依頼人を代行して行っている身、そこはグッとこらえるしか無かったのだ。
僕は何も通らなかったものをくつがえせと頼みに行った訳ではない。
将来ある若者の未来を案じて、再申請のヒントを得る話し合いがしたかっただけなのだ。
それすらも彼らに言わせると『我々の感知しないところ』で片付けられてしまえるのだろうか。
僕の部下でお客様にあのような態度をとる人間がいたら、即刻クビだ。
お役所仕事さまさまの話でした。