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仕事の流儀。

僕たち士業の仕事は基本的には“待ち”の仕事だと思っている。

対役所への手続や仕事上のトラブル、借金問題や親族間のモメゴトなど、こちらから積極的に仕掛けていく類のものはあまり見当たらない。(ような気がする。)

行政書士業に限って言えば、遺言書の作成や会社の就業規則の作成くらいしかこちらから率先して勧められる業務が思い当たらない。

だからなのか、あまり積極的に広告を打ったりしないのが普通だ。

そんな中、今日、電車に乗っていて発見したのが、司法書士事務所の車内広告。

今まで散々見てきた『過払い金請求』の横っちょに、『残業代請求』の文字が!

いよいよ、『消費者金融』から『一般の企業』へ、メシのタネのシフトがあからさまになってきたようだ。

でも、この不景気に労働法規を振りかざして企業から過去の残業代を搾り取ろうと考えているのなら、日本の企業は戦々恐々なのではないか?とも思ったりもする。

『過払い金バブル』なる言葉が出来たように、『残業代バブル』とまではならないと思うが、益々この国の先行きを不安にさせる出来事なのであった。

サポーター②。

僕の事務所が『プチ』スポンサーをしているサッカーチームがあるのですが、今シーズン第2戦目がこの土曜日に行なわれます。

相変わらず僕の親友が監督を務めていて、正直タイガースよりも応援している。

先週はシーズン初戦を勝利で飾り、幸先のよいスタートを切りました。

昨シーズンの最終戦で大差の敗北を喫した相手でしたが、終了間際の劇的ゴールにより勝ちを収めたのでした。

試合を見ていても明らかに我らのチームの方がいい動きをしていました。

今シーズンから新しいメンバーが多数加入してそれによってチームが活性化されたのが良かったように思います。

サッカーについての詳しい分析はできませんが、どんな組織でも硬直的に人や情報が固定してしまうとその組織は衰退する一方になるのではないでしょうか。

現に日本の官僚組織などは、一部のエリート大学出身者が学閥などを構成して新しい知(血)を入れることを恐れているがため、今のように国民が被害を被っているように思います。(政治屋しかり。)

ま、僕の身近にも外部の血を受け入れられない組織が幾つもありますが、、、

まだまだ先は長いですがシーズン終了まで暖かく見守りたいと思います。

また、時間の許される限り会場へ足を運んで応援に駆けつけたいと、今のところは思っています。

時間のある方は下記のサイトから試合日程が見れますので、是非会場までお越しを!(入場無料で、整備されたグランドでの勝負をゆったり観戦できますよ。)

http://www.okfc.jp/

バリアフリー。

毎日新聞で連載されている『くらしナビ』で、障害を持つ子供とその親、出産を断念した『母』たちの悩みについて取り上げられている。

その記事を読むと、どれだけ多くの方(特に母親)がそのような環境に置かれているのかと考えさせられる。

電車やバスに乗ると比較的目にすることが多い障害者とその家族の姿を見ると、とてもたくましく感じることもあり何だか心が痛むこともある。

身近に障害を持った人間がいないのでどのように接したらいいのかがいまだに定かでない。

もしかしたら、そのような考え自体が彼らを差別視しているのではと思ったりもする。

昔聞いた話では、『愛情のある無視』が適切だなどとも、、、

先日、足に障害のあるおばあさんを車椅子に載せて、電車を乗り継いでとある役所へおもむいた。

もちろん、車椅子の方を伴って出かけることなど初めてだった。

そのとき感じたのは、いくらバリアフリー化が進んだとは言え、車椅子での移動には大変困難な世の中であり、周りの人の心と行動がバリアフリーにならない限りは障害者やその家族が安心して暮らせる世の中には程遠いのではないかと言うこと。

約2時間の往復で私はくたくたになり、もちろん車椅子の本人も私以上に疲労されていた。

これからは『愛情のある無視』では無く、『心のこもったおせっかい』を心がけようと思わせてくれた1日だったのであった。

制度に縛られないことも大事。

韓国の戸籍整理(家族関係登録簿整理)のお手伝いをやっていて思うことは、日本に住みながも韓国や朝鮮の国籍を保有している在日コリアンたちは、自分たちの先祖や出自について公証する『国の制度』に対して、皆さん古風な考えをお持ちだということだ。

とても良いことだと感じるが、そもそもこのような家族単位(日本ではいまだに戸主を中心とした家単位)での身分登録制度を採用している国は世界的に見ると小数らしいのだ。

ましてや在日コリアンは日本で生まれて多分そのほとんどが国へ帰ることもないように思う。

それでも本国身分登録にこだわるのは、一つは母国の旅券発給の要件となっているからであり、もう一つは相続などにおいて日本の法務省から本国の家族関係を公証する資料として求められるからであろう。

※参考:相続に関してのエントリー https://www.shon.jp/blog/archives/450

韓国の戸籍整理(家族関係登録簿整理)には尊属からの身分関係をたどって自分自身までを登録させる家族関係登録簿整理手続と、自分より上の尊属に関する身分登録を無視(省略)して自分自身の代から登録を行なう家族関係登録簿創設許可手続の二つの方法があるが、多くの在日コリアンは前者を希望する。

私自身も前者により戸籍整理を済ませたが、今となってはあまりそのようなこだわりは必要なかったのではないかとも思う。(相続を心配する必要もなさそうだし・・・)

極論を言うと、日本の戸籍制度や韓国の家族関係登録制度又は『国籍』しかり、このような身分制度は国家が作ったり変更したり若しくは無くしたりすることが出来るもので、それを使う人間が『制度』自体にあまり振り回される必要は無いのではないでしょうか?

あくまでも個人的な見解ですが、、、

受験。

姪が念願の高校受験に合格した。

もともとは勉強好きではなかったと思うが、何かに触発されたのか、塾に通い始め休み無く勉強を続けて戦いに挑んだのだ。

遊びたい年頃に我慢して頑張った成果は、合格以上に人生の糧になることだろう。

しかし、その結果は明確に分かれる。

合格する者と合格できない者とに。

学生が同じクラスの友人と競い合うように挑む受験によるストレスは如何ほどのものか?

合格した姪は良かったものの、合格できなかった者はいったい何を失うのだろう?

エスカレーター式の特殊な学校で一環教育を受けた私は、おおよそ受験とは無縁の人生だった。

(唯一、行政書士試験のときに寝る間も惜しんで勉強したくらいだ。)

これから『受験』を体験するかもしれない自分の子供たちには自身の経験を話すことができないので、是非とも姪にその役割をお願いしたいと思う。

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