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憤慨一覧

茂木健一郎氏とホーキング博士

日曜日に茂木健一郎氏の講演を聞きに行った。

JCIという団体の主催したものだ。

いつもそうなのかそれとも大阪人用に加工したのか、テレビで見る顔と違ったざっくばらんな感じだった。

話の内容は、「人と人との繋がり」についてフェイスブックなどを引用した構成となっていた。

特に私の心に響いた言葉は無かったのだが、某地方政治家(首長)が差別的発言を繰り返すのを「彼は、彼らに対する警戒心から差別的発言をしている小心者で、その警戒心や恐怖心を取り除いてあげると助けてあげられる。そのためには繋がりを持つことが大事で、それによって差別がが無くなる」といった話が耳に残っているのだが、果たしてそうだろうか?

長年差別と偏見で苦しい思いをしてきた方々からすれば、そんなに簡単に、フランクに差別問題を語ってもらいたく無いものだろう。

私自身、「三国人」の末裔として某政治家を含め数多くの日本の識者(その多くは政治家)の心無い発言に傷つけられてきましたから。

脳科学者として、もう少し深く掘り下げた話を聞かせて欲しかったと思ったりもした。

話は変わりますが、ネットのニュースであのホーキング博士が天国を否定し、 その存在について「暗闇が怖い人間のための架空の世界」と発表したとのこと。

私自身同様の考えを持ってはいたものの、世界的科学者の発言として聞くと若干の恐怖も感じた。

『この世に生まれた存在意義を一生をかけて悩み抜き、そして死ぬ間際にその答えを見つけることができるものなんじゃないか』と、再認識するニュース記事だった。

他者を妬んだり、特定の集団を差別する時間や考えは捨てて、自身の存在意義をもっと肯定的に感じて死んでいってもらいたいものだ。

中国人の大量生活保護申請、53人定住資格剥奪。

中国残留邦人姉妹の親族とされる中国人53人の大半が入国直後、大阪市に生活保護申請をした問題で、大阪入国管理局が、53人全員に認めていた「定住者」の在留資格を剥奪すると、関係者に伝えていたことが分かった。[毎日新聞より]

報道によると、剥奪の理由は「来日後の就職先について虚偽の申告があった」としているようで、今後、生活保護が受けられない「特定活動」の在留資格に変更して(?)在留は継続させる模様。

この件は、在留外国人の生活保護受給(不正も適正も含めて)についてやたらと物議をかもすきっかけとなった『事件』です。

時はまさしく「貧困ビジネス」とやらを食い扶持にする悪しき輩がマスコミに取りざたされていた時期であり、誰もがこの外道達(貧困ビジネスマン)と中国人達(残留邦人の親族)とをダブらせたに違いない。

否、そのようにマスコミや行政が持っていったんでしょう。

問題は、そのような情報(報道)に踊らされる柔らか頭の人間が多数を占めるこの社会にもあるとも思いますが。

新聞報道を鵜呑みにしないよう心がけている私としては、尊敬する『活動家』の言葉が今も耳に残る。

曰く、「これは制度の問題で、中国残留邦人についての深い見識を持たず、また帰国後の支援のあり方についての検討もしないまま関係各所への調査や事実の公表を行った大阪市長の取った行動は犯罪に値する!」

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