在留特別許可一覧
オーバーステイ30年の経歴を持つ外国人女性からの相談。
- 2025.03.11(火)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可
自らの年齢の2/3以上の期間を日本で、それも不法在留者として過ごしたと言う女性から相談の電話をいただきました。
匿名の相談でしたので真意は不明ですが、なんでも既婚男性との交際が30年以上の長期に渡り、その間在留期限を超過して30年以上が経過してしまったとのこと。
扶養してくれる相手がいたからその間働かずに生活ができたようですが、30年も見つからずにオーバーステイを続けていたのは驚異的に運が良かったのか(悪かったともとれるけど、、、)。
相手方の死亡に伴って生計維持が困難になったのを契機に在留特別許可は望まず帰国すると言っていたが、なんとも表現しづらい道のりを歩んだ方だなと思う。
30年間一度も帰ることのなかった本国で平穏な生活ができるのか心配ですが、生き抜くための直感は持っておられるように感じた。
さいたま市小6女児除籍事件の報道を見て。
- 2025.01.30(木)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可 , 憤慨
先日、さいたま市が小学6年の女子児童を除籍、つまり退学処分にしたとの報道を目にしました。
義務教育の小学生を退学にするなど、役所がそのようなことを平気でするとは思えません。
余程のことでも有ったのかと思いきや、、、なんとその子を含む家族全員の難民申請が不許可となり日本に居られなくなったのが原因だとのこと。
それにより住民票から少女の登録が抹消され、それを根拠に少女を除籍処分としたのだとか、、
ちなみに日本政府は、在留資格の有無に関わらず希望があれば無償で義務教育を受けさせるよう自治体に指導していて、さいたま市は「対応が誤りだった」として、女児を復学させるもようです。
いい大人(それも学校に関わる大人)が小6女児をイジメているようでは、子どもたちのイジメなど無くなるはすがないと思うのです。
お役所仕事の極みか、、、
オーバーステイの子たちにビザ(在留特別許可)を与える方向で検討すると言っていますね。
- 2023.04.27(木)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可
現在、衆議院で審議されている入管難民法改正案で、野党との修正協議を踏まえ、政府は「約200人いるとする18歳未満の子どもたち」に対して在留特別許可を与える方向で検討しているそうです。
気になるのは「子どもたちの親」についてはどのような措置を講じるかです。
「いくらなんでも子どもだけに在留特別許可を出すようなことは無いでしょう」と思う方もいるかも知れませんが、実際にそのような判断を何度も見てきた(裁判所すらそのような判断をする、、、怖っ!)ので、今回に限ってはそのような『酷い判断』とならないことを祈るばかりです。
不法滞在者へのとても厳しい処遇が続く中、一筋の光が差すきっかけとなればいいのですが、、、
在留特別許可の相談が年に数回来ますが、、、ウィシュマさんの件など、怖くて「受任するのを」しり込みしてしまいます。
- 2023.04.07(金)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報 , 在留特別許可
日誌を見ると2017年に受任した2件を最後に在留特別許可のお手伝いからは遠ざかっています。
それまでは年に5件から多いときで10件くらいオーバーステイの方のビザ再取得に向けた手続きに携わっていました。
正直在留特別許可の手続きは先の見えないトンネルに依頼者と手を繋いで入っていくようなもの。
とてもリスクの高い仕事でした。
依頼された方の何人かは途中で入管に収容(拘置所のような施設に入れられること)されたこともありました。
その都度、仮方面(仮釈放のようなもの)の手続きを何度もしたり、退去強制令書が発布された後、国を相手に裁判をしたこともありました。もちろん裁判の際は人権派弁護士の手を借ります。
裁判をした際の勝率は100%(国側の取り下げがほとんど)だったので今思うと安い費用で引き受けてくださった弁護士の先生方に本当に感謝しています。
ここ数年は入管のとてつもなく厳しい対応により、数少ない相談を受けても「1年じゃ2年では結論が出ない」ことや「ほとんど収容される」ことを話すことで事実上依頼を拒むような対応になってしまっていました。
今そこに困っている人がいるにもかかわらずその助けをしてあげられないのは、公の資格所持者として恥ずかしい限りです、、、
現在、入管法改正の動きがありますが反対の声が多く聞こえます。
その中で在留特別許可がちゃんとした手続として制度化されるとあります。
様々な事情により法を犯してでも日本にとどまることを決めた、そうせざるを得なかった外国人の声をちゃんと聴いたうえで判断してもらえる制度となることを願います。
犯罪を犯した者のビザについて。みんな強制退去となるのか?
- 2023.03.27(月)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可
日本で普通に生活しているだけで犯罪者となる可能性が外国人にはあります。
これは僕も含め海外での生活経験の無い方にはピンときません。
では『普通に生活しているだけで犯してしまう罪』が何かというと不法残留(いわゆるオーバーステイ)です。
他にどんな法律違反が無くてもこれ一発で本国へ強制退去させられます。
現在、国会でこの強制退去に深くかかわる法案が審議されていますがどうやら通過する見込みです。
選挙権のない外国人が直接投票して自分たちを守ってくれる志のある候補者に投票することができませんので、善意ある日本国民に法案成立の行方を委ねるしかありません。
ここ数年、オーバーステイ案件をほとんど扱うことがありませんでしたが、昔と違って何らの身分保障も受けられなくなっているこの状況は、訳アリの外国人にとっては本当に厳しい状況です。
さらに厳しく追い込む必要があるのかないのか、、、悩ましい限りです。