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ただいま休憩中・・・一覧

俳優 赤井英和が自分の子の死について語っていました。

今朝の朝日新聞朝刊のコラムで、俳優の赤井英和氏が幼くして亡くなった自分の子(双子)について語っていた。

生まれて間もなく亡くなった子のことを振り返って語られているその内容を読んで、氏の意外な一面を見た思いだ。

関西のテレビに良く出てはバカなことばかり言っている姿を見て、『この人ホンマに根っからの野生人やな~』と感じることがほとんどだったので、彼にそんな悲しい出来事が起こっていたなんて思っても見なかった。

人は皆、他人には言えない悩み事や悲しい過去、自分が犯した過ちについての後悔などさまざまな思いを背負って生きている。

それを再認識させられた今朝の出来事でした。

しかし良く考えると、赤井氏自身は西成の不良から拳ひとつ(と、たゆまない努力)で成り上がった努力家であった。

バカなことを言いながら豪華に笑うその笑顔の奥には、家族や亡くした子に対する深い愛が隠されているのだろう。

人に助けられる人、人を助ける人、自分自身に責任を持って生きる人。

人間にはいろいろなタイプがいて、人助けをする人もいれば人に助けられて生きている人もいれば人に係わることを極力避けてしかし自分と自分の家族に責任を持って生きている人などさまざまだ。

僕の周りにも家庭環境や生活環境から人の助けを必要としている人が沢山いる。

そんな人達の中のある人が言っていた言葉に今も違和感を抱いていることがある。

その方が占いで見てもらったとかで、『あなたは周りの人に助けられて生きていく強運の持ち主ですよ』とのこと。

それを誇らしく語りながら、『だから自分はこれからも人に助けられて生きていくんだ。』と。

でもそれでいいのでしょうか?

人に助けられて生きていくこと自体はまったく否定するつもりは無い。

だが、それに胡坐をかくようなその発言に僕は今でも違和感を持っている。

その方の発言の真意は測りかねるが、どうも助けられることの意味をはき違えているように感じてならない。

『蛙の子は蛙』か?

先日新聞のコラムで13才の少年が気象予報士試験に合格したとの記事を見た。

12才9ヶ月の史上最年少合格者だとのこと。

本当に凄いと思うが、その少年が取得した資格を活かせるように周囲の大人や教育関係者が良い指導をしてあげることを望む。

幼くして才能を開花させる人間は沢山いるが、それを自分の人生に活かせている人間が多いとも思えない。

あいにくこれと言った才能を持たずに今までボチボチ生きてきた僕は、一念発起して死ぬ気で獲得した『行政書士』の資格にすがって頑張っている。

自分の子には何も求めないことを子育ての基本としているが、もしも万が一でも何らかの才能を垣間見ることがあったら、子育ての方針もガラッと変わるのかも知れない。

『蛙の子は蛙』と言うが、子供に隠された才能が無いものかと父は冷静に様子をうかがっているのであった。

東電OL殺人事件で無期懲役が確定していたネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさんに無罪の判決が出された件で。

1997年の事件で当時ニュースなど見なかった僕はこの事件について正直あまり知識が無かった。

ただ、行政書士試験の勉強中に当時の判例を参考書などで良く目にした記憶くらいだった。

しかし、ある本を読んだことがきっかけでこの事件に興味を抱くことになった。

佐野眞一著『東電OL殺人事件』である。

この本では日本の警察の怖さと行進国外国人の日本における地位の脆さについて、とても興味深く描かれている。

10年以上の歳月を掛けて無罪を掴み取ったゴビンダさん。

冤罪によって奪われた貴重な『時間』は帰ってこないが、奥さんと2人の娘さんが待っていた家に帰ることが出来て本当に良かったと思う。

話は変わるがこの本の著者佐野眞一氏は、『あんぽん(孫正義伝)』も書かれたノンフィクションの巨匠と呼ばれる方だ。

『東電OL殺人事件』や『あんぽん(孫正義伝)』を読んで感じたことだが、その取材方法は書くべき対象者について妥協無く徹底して調べ上げた真実にこだわったものであることが伝わってくる。

しかし、最近話題の2人の政治家は、佐野眞一氏について、“抹殺しに行かなきゃいけない”とか“いやしく卑劣で許し難い男だ”などと発言している。

公人としての2人をどのように評価すべきか?

ちなみに孫正義氏は、自身の出自や親族について根掘り葉掘り書かれたにもかかわらず、正々堂々と著者の取材を受けていた。

前述の政治家1人については既に佐野氏が著書を出している。

佐野氏には是非“もう1人の政治家”の本が完成するまで徹底した取材を続けていただきたい。

今日は本の紹介です。(『宿命』よど号亡命者たちの秘密工作)

今僕が読んでいる本のタイトルである。

1970年3月に起きた赤軍派メンバー9人による日本航空機ハイジャック事件。

彼らがたどり着いた行き先は「朝鮮民主主義人民共和国」だった。

この本は事件にかかわった人間達のその後の運命と、その人たちによって運命を狂わされた多くの人々について描かれている。

真実がどこにあるかなど誰にもわからないし知りたいとも思わない。

が、その後惹き起こされる『悲しい事件』の背景を少しでも知ることができるのではと読み進めている。

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