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ただいま休憩中・・・一覧

『ルポ虐待 -大阪二児置き去り死事件-』を読みました。

『鎮魂 さらば、愛しの山口組』を買おうと書店へ行くと、『ルポ虐待』の新書が目に入った。

副題にある『大阪二児置き去り死事件』の文字を見て、あの痛ましい事件について書かれたノンフィクションだと気付いた。

あまり思い出したくない事件でもあり、堀江にある事件のあったマンションを通る度にイヤでも思い出してしまう忘れることのできない事件でもあった。

買うか買うまいか迷ったが、勇気を出して買うことにした。

内容は、事件の加害者であり亡くなった二児の母でもある女性の生い立ちから今に至るまでを本人や関係者への緻密な取材に基づいて詳細に書かれていた。

最初の部分は本当に残酷で心の痛い内容だった。読むのを辞めようと思うほど。

しかし、次第に事件に至った具体的な概要が明らかにされていく。

途中、筆者に共感する部分もあり、また懲役30年の判決に関わった当時の裁判員たちに共感する部分もあり、自分の中で葛藤しつつ何とか最後まで読みきった。

正直とても疲れた。(梁石日著『闇の子供たち』を読んで以来の読後の疲れだった。)

でも、最後まで読んで良かったと思ったし、いろいろ学ぶことが多かった作品だ。

悲しいことだが、本作品で取り上げられた女性のように子供を死なせて自分が生き残る人間がいるのは現実社会で起こっている事実だ。

『カシコギ』(趙昌仁著、韓国書籍)に出てくる主人公タウムの父のように自分の命と引き換えに子供を生かす人間はフィクションの中の話でしかないのかと、世の中を悲観してしまう。

久しぶりの韓国映画を見ての感想。『ベルリンファイル』

韓国映画や非メジャー映画を多数上映するシネマートと言う映画館で久しぶりに韓国映画を見に行きました。

本当は今秋から上映される『悪い奴ら』の方を見たかったのですが、上映のタイミングが合わずに断念することに。(暇だとたぶん見に行くのですが。)

とりあえずスパイもので迫力がありそうなので見ることに。

内容は『シュリ』を筆頭に数ある韓国映画の中でも一般的と言っていいくらいの南北朝鮮の諜報員の悲哀を描いたもの。

しかし、同じスパイ映画でも英国の『007シリーズ』を見るときのように単純に娯楽作品として見られないのが嘆かわしい。

我が母国で起こっている『現実』に映画が謄写され、見ている最中も見終わった後も喉の渇きと変な動悸がおさまらないのでした。

子どものサッカー観戦で学んだことについて。(黙って見ていられない親、静かに見守る事のできる親。)

仕事とはかけ離れますが、暫し他愛ない話をお聞きください。

先日、子どものサッカーの練習試合を見に行ったときの話。

1年以上通っている息子のサッカー観戦に、どうしても連れて行って欲しいと言う娘の要望に答えてはじめて見に行く事にした。(自分が口うるさい親だと自覚しているので、“子どもの世界”にはなるべく立ち入らない事を心がけている。)

なので、我が子がサッカーの試合をする姿を見るのも今回がはじめてだ。(仕事で行けないのもあるのだが。)

僕も昔、中学まではサッカー一筋でやっていたので、子どもがサッカーをやっている姿など見た日にはやかましいサポーターとして余計な活躍をしてしまいそうで見にいかないようにしていたこともあるのだが、、、

サッカー観戦をしながらそこに来ている沢山の親御さんたちがどのようにして子どもに接しているのかを観察してみた。(サッカーよりそっちの方に興味が湧いた。)

それは千差万別であった。

僕の子と同じチームでどう見ても一番活躍していた子どもに試合後ダメ出しする親、試合中から試合後まで絶えずアドバイス(?)を送り続けてる親、終始ビデオ撮影している親、試合など見ないで喫煙所でひたすらタバコを吸ってる親。

とにかく熱心な親達で溢れかえっていた。(この場が誰のために用意された場なのか忘れさせてしまうくらいに。)

その中でも比較的多かったのは、静かに子どもの姿を見守る親の姿だった。

試合が終わるとニコニコしながら子どものそばによって何やら話しかけていた。

耳を傾けると、今まで行われていた試合の話では無く、『今からどこへ出掛けたいのか』、『何か食べたいものは無いか』などを聞いているではないか。

『あ~、きっとこんな親を持った子どもはずっとサッカーを好きでいられるんじゃないかな~』と思った。

その親御さんの子どもへの接し方を見た後からは試合の内容に気がいかなくなり、夢中でボールを追いかける我が子のたくましい表情だけを見て楽しむ事ができた。

頑張る子どものそばに必要なのは親の“熱視線”では無く黙って暖かく見守る目であり、子どもにサッカーを教える人間は“コーチ”一人で充分だと言う当たり前の事を教わった一日であった。

お終い。

TBSテレビの日曜劇場、『半沢直樹』を見て頭をよぎったこと。

大阪マラソン落選によりすっかり走ることをさぼりがちになってしまっている。

走らないので寝る時間が遅くなり⇒朝起きるのがしんどく⇒仕事に集中するまで無駄な時間を要してしまっている。

明日からは早起きと適度の運動を心がけることを誓った。

最近どうもテレビや漫画ネタが多く引きこもりがちと取られないか心配しながらも、本日もテレビドラマネタになってしまった。

今はまっている韓ドラ(野王:クォンサンウ主演)ほどではないが、第一話を見て面白ろそうだと思ったのがTBSテレビ『半沢直樹』。

以前NHKで放送されていた『ハゲタカ』と内容がかぶっているような気もするが、キャストが良く舞台が銀行なので昔を思い出させてくれるのがまた良い。

振り返ると楽しい思い出しか思い浮かばないが、辞めて10年近く経つ今でも行員当時の夢を見てうなされることが1年に何度かある。

これはトラウマなのか?

長年僕のようなはみ出し者をよく我慢して雇ってくれていたと今でも感謝しているが、二度とあの環境に戻りたくないのが正直な思いだ。(結局はみ出したまま辞めちゃったけど!)

当時バブルがはじけたことを見極められない経営陣が雇い入れた僕らの70人近くの同期の中で、今も現役で残っている人間はわずか数人。

その中の誰でもいいから何とか頑張って理事長の座を射止めてほしいと心から思う。

辞めてから10年が過ぎてもなお、昔の会社のことを思うのは愛情なのか未練なのか自分でもよくわからない。

確かなのは、わずかな取引ではあるものの僕のメインバンクとなっていただいている事実のみだ。

ドラマ『Woman』の満島ひかり演じる青柳小春を見て思うこと。

僕の周りにはシングルマザーがとても多い。(社会一般的に多いのでしょうが。)

僕自身もシングルマザーとなった母に育ててもらったのだし。

それゆえ、女性が一人で子供を育てることの大変さや重さを少しは理解していると思っていた。

が、やはり僕も所詮は男である。

女性を理解することの難しさにお手上げ状態である。(理由はハッキリ分からないが自分自身の感想として。)

それでも、最近始まったテレビドラマで満島ひかりが主演を務める『Woman』と言うドラマを見て、今の日本のシングルマザーの日々の姿を見せられた気がした。

そして、女性達全般の大変さを再認識した。

(『そこ?そこで気が付くんや!毎日一緒に暮らしている私と言う女性がいるのに?』と憤る妻の声が聞こえてきそうだが、、、)

もちろん、テレビの中の世界と現実の世界の間に大きな乖離が存在することは承知しているが、満島ひかりの演技のうまさに引き込まれてドキュメンタリー番組を見ているような気分にさせられるのだ。
(以前にも瑛太と共演していたドラマにはまったことを思い出す。)

僕の周りのシングルマザーたちは比較的健康で明るく、前向きにひたむきに生きている人が多いように思うが、皆、計り知れない苦労と苦心を背負ってで生きているのであろう。

大阪市西区で起きた『2児放置死事件』以降、社会を挙げてシングルマザーの支援に取り組んでいこうとの風潮だが、その場しのぎの政策とならず恒久的な取り組みとなることを願う。
(ちなみに、『2児放置死事件』を起こした女性は上告が棄却され懲役30年が確定した。)

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