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技能実習生がたどる道。
- 2017.11.20(月)
- VISA・在留資格関連
今朝の朝日新聞朝刊でベトナム人技能実習生のことが取り上げられていました。
技能実習制度の目的は途上国へ日本の高度な技術を移転させること。
しかし現実にはそうはなっていないようです。
技能実習は職種を特定して外国人が日本で技術を学ぶのですが、実習を終えて母国へ帰った実習生が日本で学んだ技術を生かして仕事をしているケースが極端に少ないらしいのです。
そもそも母国へ帰国して何の職業に就くかの縛りなどできない訳で、例えば日本で習得した日本語を活かしてホワイトカラーとして良い条件の仕事があればそちらへ行くに決まっていますよね。
報道によれば、ベトナム人実習生に限って現地で取材した内容が書かれていましたが、現実的に考えてそのような事態になっていることは想像に難くないでしょう。
技能実習生受入れの相談は多数ありますが、出発点は自社若しくは業界の人手不足を解消するための相談がほとんどで、海外への技術移転を目的とした相談など来たためしがありません。
前科者でも帰化できる。
- 2017.11.18(土)
- 帰化申請業務関連
帰化の手続きのお手伝いを多数していますが、依頼を受ける際に最初にお伺いするのが法律を守っているか守れていないかのところ。
日本人になろうとする外国人を選別する際、いかにルールを守っているかを国がチェックする訳です。
運転免許を持っている人からは交通違反や事故歴について聞き取りをし、会社経営者や個人事業主なら税法(脱税)違反は無いか、その他、若い時にヤンチャをしてお巡りさんのお世話になったことが無いかなど、、、
いずれの場合もすべて日本の法律を順守しているかを事前にリサーチしているわけですが、法律を破ってしまっている場合もチラホラ。
一度でも法律違反をしているとダメなのかというと、そんなことはありません。
一定の時間が経過していると、過去の過ちについて大目に見てくれるのです。
中には前科何犯のツワモノもいますが、無事に許可されることもあります。
時の経過が課されたペナルティを解除してくれる仕組みになっています。
過去の過ちであきらめることなく、一度相談してみるべしです。
韓国の相続不動産の処分についての依頼。
- 2017.11.18(土)
- 国籍・家族関係登録(戸籍) , 相続・遺言
在日コリアンには韓国に不動産を所有している方もいて、その処分についての相談も来ます。
相談内容の多くは「相続」がらみ。
相続人の何人かは日本国籍を取得しているケースがあり、韓国での相続登記を経てからの売却交渉になります。
制度的にはほとんど日本と変わらないのですが、日本の書類は全て韓国語に訳さなければならないし、遺産分割(多くの場合相続人の一人に名義を渡すので)協議書も当然ハングルで作成します。
また、相続人である証明として、
①被相続人の韓国の除籍謄本と家族関係証明書類、
②相続人の家族関係証明書類、
③帰化した相続人の日本の戸籍(原戸籍)謄本と住民票など、
沢山の書類を集めることも必要です。
このような作業を僕の事務所で一元的に引き受ける訳ですが、日本にいる韓国の不動産事業者や韓国の司法書士も交えて、日韓両言語と両方の法律や制度を交通整理して解決していきます。
お困りの方は是非ご依頼くださいませ!
「経営・管理」ビザの胆。
- 2017.11.14(火)
- VISA・在留資格関連 , 外国企業情報
僕が多く手掛けている事件として「外国人の在留資格取得」の仕事があります。
中でも中心は「経営・管理」という種類の在留資格のお手伝い。
日本での会社設立から税務・労務・各種保険や許認可まで、一元的にサポートできる体制を研究しながら依頼にお応えしています。(税理士等、他の資格者からのお手伝いは必須です!)
今年は比較的希望者が多く、更新手続も含めると数十件の依頼になります。
許可率は100%で、永住申請や他の就労系ビザの申請のように不許可になることはまずありません。
在留手続の中で一番難関といわれる「経営・管理」ビザでどうして不許可とならないかと言うと、それは、
①事前の説明と
②申請者を理解させる
ことに多くの時間を割いているからだと自任しています。
この作業をすっ飛ばして『とにかく前へ!』方式で失敗する専門職が多く、無駄な時間と費用をかけている外国人もチラホラ。
ま、そのおかげで僕が飯を食えていることも確かなのですが、、、
韓国映画『密偵』を観てきました。
- 2017.11.13(月)
- ただいま休憩中・・・
昨日は11日から公開された韓国映画『密偵』を観に映画館へ行ってきました。
韓国ではヒットした映画でしたが日本での上映は小規模で、海外映画ばかりを扱うシネマートやシネ・リーブリでしか上映していません。
2時間半の長作だったので、最後は尻の痛みと尿意の限界に達しました。
内容は単純で、植民地時代の朝鮮独立運動時の活動家たちの失敗と暗躍についてのもの。
つい最近も自宅で似たような映画(『暗殺』)を観たので個人的には新鮮味は感じられませんでした。
⇒『暗殺』に関する過去のエントリー。
いずれの映画も韓国・朝鮮が過去日本に苦しめられた歴史が背景となっています。
それからすでに70年以上の時が経過しています。
帰り際、韓国人親子と思しき3人とエレベーターで一緒になりました。
日本の地でこの映画を観た彼らは、一体どのような思いをいだいたのでしょうか?