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ブログ記事一覧

永住許可申請のタイミングを逃した青年の悲運。

日本滞在が継続10年となると、永住許可申請の条件のうち居住要件が整います(例外あり)。

一昨年、その10年をクリアした家族からの依頼で永住許可申請のお手伝いをしました。

無事に家族4人が約3カ月の審査期間を経て日本での永住を許可されました。

めでたしめでたし、、、と言いたいところですが、実はこの家族にはもう一名親族がいます。

一番上のお子さまのKさんです。

彼は、9歳で家族とともに日本にやって来て以降、日本で高校まで卒業した在日外国人でした。

しかし、どうしても海外の大学で学びたいと言い、両親もそれを受け入れます。

運が悪いことに、彼が大学に進学した直後に彼以外の家族が日本で永住権を取得したのです。

永住申請時に海外にいた彼は日本での永住権取得のチャンスを逃してしまいます。そればかりか、彼には日本に戻る際に必要となる<家族としての居住>の権利すら奪われてしまう事態に遭遇するのでした。

【次回に続く】

帰化許可申請の事前相談を受けに東京へ行ってきました。

帰化許可申請の際には申請をする方の住所地を管轄する法務局が窓口となります。

僕の事務所でも度々、大阪以外からの依頼があって地方での申請があります。

今回は大阪にいらっしゃる親族のご依頼で東京在住の方の申請のお手伝いをすることになりました。

日本の役所は優秀で手続も比較的分かり易くなっていて、役所ごとに対応が変わることはあまりありません。

しかし、若干の差は存在します。

この若干の差が僕たち専門家にとっては厄介で、それを知らずにことを進めると依頼者の大切な時間を奪うことにもなりかねません。

よって、事前に全てのリスクを回避する行動をとることが肝要と考えます。

今回の依頼に対しては、数年ぶりに東京での帰化許可申請をすること、また東京法務局でも地方支局での初めての取り組みであるため、第一回目の相談に現地まで足を運んだのです。

大阪の場合と違くポイントは、①相談には申請者本人の同伴を求めること、②書類の中に独自のもの(例えばスナップ写真)が存在することなど、、、

対応してくださった相談窓口の男性の人柄と申請人自身の人柄が最高に良かったので、とてもスムーズで気持ちの良い出張となり幸いでした。

特定技能外国人の在留について(その現状と今後の見通し)

親族の会社が登録支援機関の認定を受けてひと月が経過するが、いまだ特定技能外国人所属機関との契約には至っていません。

昨日の報道によると、7月の時点で日本全国の出入国在留管理局から認定を受けた登録支援機関の数は1,800超。

それに対して『特定技能』の在留を許可された外国人は70人超とごく少数。

特に宣伝も海外の送り出し機関との接点もない僕の親族の会社へオファーがないのは当たり前のこと。

そもそも、『技能実習生』のその後の日本在留を目論んで登場した『特定技能』の在留資格、自然、『技能実習制度』への関与度の強い「管理団体」が独占することは想定内でした。

それでも「地域的つながり」と「優先される9か国以外の国からのオファー」を見越して認定を受けた親族の登録支援機関なので、人的コネクションによる依頼が無いわけではありません。

難しいのは特定技能所属機関に求められる要件が厳格(社会保険への加入や担当人員の確保など)なことと、登録支援機関が求める所属機関への委託料の設定です。

報道によると月額数万円が相場だと報じられていましたが、受託内容から考えるとやや高額に過ぎる感は否めません、、、

委託先の増加によりもう少し金額は下げられそうに思います。

映画の話。韓国映画『工作』を観てきました。

観終わった後、爽快な気分になれる「いい映画」だったというのが僕の感想です。

この映画を楽しく見るための前提条件として、政治的に中立で思想的に柔軟であることが必要かと思います(この場合の中立とは南北KOREAいずれにも過度に妄信していないこと)。

政権与党に過度に忖度しようとするどこにでもいる役人の姿や、それに対抗する真の愛国者との対立がリアルに描かれていました。

また、決して見ることができないだろう朝鮮民主主義人民共和国の権力中枢の模様がとてもリアルに描かれてもいました(フィクションでしょうが真実と思わせる迫力があった)。

是非もう一度観てみたいと思わせる僕にとってはいい映画でした。

それにしてもいつ観ても韓国の映画俳優の演技力は素晴らしいです!

何気に目にしたネットの記事に心が少し暖かくなった件。

仕事中の休憩タイムにカフェでネットを見ていると、<30年間、父と息子が撮り続けた写真の結末に貴方も目が離せない>の記事にたどり着いた。

趣味の一つに「写真」を自称している僕はその記事に思わず引き込まれた。

生まれたばかりの息子とその父が写ったモノクロ写真が現れ、その時から30年の歳月を同じアングルで撮影し続けた作品郡だった。

写真もさることながらその紹介記事に惹かれ、見、読み進んだ。

この記事を見たとき、僕と同年代の方は父と自分との物語を思いだすのか、それとも自分と息子とのこれからを思い浮かべるのか、どちらの方なのかとても気になった。

『ちゃんとした父』がいて、『自分の息子』がいる男性に限るのが前提だが。

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