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2023年記事一覧
帰化の前のひと仕事(親子関係不存在確認の裁判)について。②
- 2023.03.03(金)
- 帰化申請業務関連
本国の身分登録が真実のものと一致しない場合、多くは親子関係不存在確認の訴えによりそれを是正します。
もちろん日本の裁判所で訴えを起こして判決を得るわけですが、実際に韓国の家族関係登録簿をイジる必要まではありません。
無事に真実の親子関係が証明されればいよいよ帰化申請の手続きに進みます。
これまで何件も上記のようなイレギュラーなケースを引き受けてきたので、大阪法務局本局国籍課の相談窓口に僕が行くと「またややこしいの持ってきたんか?」が挨拶の言葉になってしまっています。
帰化の前のひと仕事(親子関係不存在確認の裁判)について。
- 2023.03.02(木)
- 帰化申請業務関連
在日コリアン、中でも特別永住者からの帰化の相談の中で度々お目にかかるのが「韓国の記録では別の両親から生まれたことになっているがどうしたらよいか?」との相談。
どういうケースが多いかというと、女ばかり生まれて中々息子が生まれない『弟夫婦』に対し、男の子ばかり5人の子供がいる『兄夫婦』の6番目に生まれた男の子を韓国の戸籍では『弟夫婦』の子として登録しまっているようなケース。
何でそんなことをしたのかの理由を探っても仕方ありませんが、『男の子』が生まれるのが『家を継ぐ』とされていた悪しき風習なのでしょう。
厄介なのがその『6番目に生まれた男の子』が帰化申請をしようとしたとき、日本の出生届にある『両親』と韓国の身分登録である家族関係登録簿にある『両親』とで違っていること。
もちろん正解は日本のもので、本人が生まれたときの病院長や助産婦が作成した出生証明書が付いているので当然です。
「韓国のことは親が勝手にしたので知りません!」と言ってもこれは通りません。
そこで登場するのが弁護士の先生で、ケースによってはDNA鑑定も用いて真実の親子関係を立証して裁判所の判決を得ることになります。
【次回へ続く】
大阪マラソンを走ってきました。
- 2023.02.27(月)
- ただいま休憩中・・・
「趣味」とまではいきませんが定期的に長距離走にチャレンジしています。
今回で6回目のチャレンジです。大阪5回、神戸1回。
目標のサブフォーには遠く及びませんでしたが『途中で歩かない』目標は達成できました。
途中、コブクロの小渕健太郎さんや森脇健児さんとも並走したのもチョットした思い出に。また、一番しんどい時間帯に事務所の女子職員の叱咤激励で奮起できたのと、、、
フルマラソンは今回を最後にしようと思って参加しましたが、わずか一日たっただけなのにもうあの辛さを忘れています、、、
それほどの魅力がフルマラソンにはあるんだろうと思います(走ったこと無い方とは絶対に共有できないかな、、、)。
今‘はまって’いるNetflixの『フィジカル100』の影響で「筋トレに専念する道を行く」か「マラソンを続ける」かで暫く悩みんでみます。
久しぶりに宗教法人設立の件で依頼が来ました。
- 2023.02.26(日)
- 許認可手続
過去に何度も相談や途中までのお手伝いで終わってしまって結局最後までやり遂げたことのない業務が宗教法人設立手続。
大阪府内で宗教法人を設立しようとすると、『規則(株式会社の定款みたいなもの)』を作って大阪府の認証を受けなければなりません。
大阪府で規則の認証を得た後、設立の登記をすることによって成立します。
こう説明すると簡単に思えますが、規則の認証を受けるためには少なくとも3年間の実績を大阪府府民文化総務課の方々に確認を受けながら立証する必要があります。
2ヶ月若しくは3ヶ月に1回、南港にある府庁咲洲分室に宗教団体の方を伴って多くの書類を携えて通い続けなければまりません。本当に大変です。
過去、3年通った挙げ句内輪もめで申請取り止めになった団体がありましたが、3年間に費やした労力を考えると何とも表現し難いやり切れなさが襲ってきたものです。
入管の窓口で「不許可になった理由」を聞いて一生懸命に抗議する女性を見ました。
- 2023.02.25(土)
- VISA・在留資格関連
話の内容から就労ビザへの変更が認められなかっなかった会社側の方のよう。
申請書に『申請人に接客をさせる』と書いたことで不許可になったもよう。
「私は正直に書いたのに少しも接客業務をさせられないのか?」とずっと抗議していましたが、正直に書いたから通るものではありません。
このブログでも何度も説明しましたが外国人が就労ビザを取ったからと言ってどんな仕事でも自由にできるものではありません。
これを誤解している日本人雇用主が本当に多いように思います。
またそのことを知りながらワザとさせている雇用主も多くいます。
見つかれば就労ビザの外国人は最悪強制退去、雇い主が外国人の場合も強制退去です。
一方、雇用主が日本人の場合は罰金で済みます。
何とも不公平な結末になります。
不許可の判定を受けたその女性雇用主はいよいよ涙を流し始めました、、、
その涙が有益に働くことは無いだろうに。