- HOME
- ブログ
2019年記事一覧
特定技能外国人の在留について(その現状と今後の見通し)
- 2019.08.26(月)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報
親族の会社が登録支援機関の認定を受けてひと月が経過するが、いまだ特定技能外国人所属機関との契約には至っていません。
昨日の報道によると、7月の時点で日本全国の出入国在留管理局から認定を受けた登録支援機関の数は1,800超。
それに対して『特定技能』の在留を許可された外国人は70人超とごく少数。
特に宣伝も海外の送り出し機関との接点もない僕の親族の会社へオファーがないのは当たり前のこと。
そもそも、『技能実習生』のその後の日本在留を目論んで登場した『特定技能』の在留資格、自然、『技能実習制度』への関与度の強い「管理団体」が独占することは想定内でした。
それでも「地域的つながり」と「優先される9か国以外の国からのオファー」を見越して認定を受けた親族の登録支援機関なので、人的コネクションによる依頼が無いわけではありません。
難しいのは特定技能所属機関に求められる要件が厳格(社会保険への加入や担当人員の確保など)なことと、登録支援機関が求める所属機関への委託料の設定です。
報道によると月額数万円が相場だと報じられていましたが、受託内容から考えるとやや高額に過ぎる感は否めません、、、
委託先の増加によりもう少し金額は下げられそうに思います。
映画の話。韓国映画『工作』を観てきました。
- 2019.07.31(水)
- ただいま休憩中・・・
観終わった後、爽快な気分になれる「いい映画」だったというのが僕の感想です。
この映画を楽しく見るための前提条件として、政治的に中立で思想的に柔軟であることが必要かと思います(この場合の中立とは南北KOREAいずれにも過度に妄信していないこと)。
政権与党に過度に忖度しようとするどこにでもいる役人の姿や、それに対抗する真の愛国者との対立がリアルに描かれていました。
また、決して見ることができないだろう朝鮮民主主義人民共和国の権力中枢の模様がとてもリアルに描かれてもいました(フィクションでしょうが真実と思わせる迫力があった)。
是非もう一度観てみたいと思わせる僕にとってはいい映画でした。
それにしてもいつ観ても韓国の映画俳優の演技力は素晴らしいです!
何気に目にしたネットの記事に心が少し暖かくなった件。
- 2019.07.23(火)
- ただいま休憩中・・・
仕事中の休憩タイムにカフェでネットを見ていると、<30年間、父と息子が撮り続けた写真の結末に貴方も目が離せない>の記事にたどり着いた。
趣味の一つに「写真」を自称している僕はその記事に思わず引き込まれた。
生まれたばかりの息子とその父が写ったモノクロ写真が現れ、その時から30年の歳月を同じアングルで撮影し続けた作品郡だった。
写真もさることながらその紹介記事に惹かれ、見、読み進んだ。
この記事を見たとき、僕と同年代の方は父と自分との物語を思いだすのか、それとも自分と息子とのこれからを思い浮かべるのか、どちらの方なのかとても気になった。
『ちゃんとした父』がいて、『自分の息子』がいる男性に限るのが前提だが。
日韓関係の悪化が及ぼす在日コリアンなどへの影響について。
- 2019.07.23(火)
- VISA・在留資格関連 , ただいま休憩中・・・
今までに最悪なくらい、国家間の関係悪化が表面化しているように見受けられる韓日関係。
僕の周辺でもそれを危惧する声が多く聞かれます。
特に、日本での就労や婚姻生活を求む韓国人からは、「VISAの審査が厳しくなる」や「永住権が出なくなる」などの噂が既に飛び回っています。
そんなことは無いですよ、と言ってはいるものの、かくいう僕もこれまでになく深刻に受け止めています。
実際に昨日訪れたコリアタウンでは、韓国食材販売業を営む男性から、「土日の来訪客は以前の半分に減った」との情報を得ています。
また、日曜日の昼にコリアタウンを訪れた娘は、「前に比べて全然人通れるで(歩いて行きかうことができること)」と言っていた。
一市民の感覚では、国と国との関係が悪化したらと言って、実際に行動を控える(国の意向を忖度する)ことなどありえないんじゃないかと思うのですが、そうでもないことが分かった気がしました。
日韓の関係悪化によるVISAや帰化許可手続へ及ぼす影響について心配する声が多いです。
- 2019.07.17(水)
- 入国管理局情報
韓国の方が多く相談に訪れる当事務所では、ことあるごとに関係悪化が報道される国家間の政治状況に一方当事国に在留する自分たちの身分が危険にされされないかと心配する声が多く聞こえます。
もちろん、韓国在住の日本の方々も同じ状況なのは想像に難くありません。
VISA申請や帰化許可申請の相談に来られる韓国人からは、関係悪化により自分たちが不利益な扱いを受けるのではないかと戦々恐々とされています。
『決してそのような恣意的な判断はなされないと信じます!』とは言うものお、今回に限っては相当根の深い諍いに発展しておりまして、何ら影響が及ばないとも言い切れないのではないでしょうか。
国家が一定の国・国民に対して差別的な取扱いをすること、またはそのような指示を発出することはありえないと信じたいですが、人間がやることなので、国のおかれた状況に配慮して審査をする公務員も当然出てくるだろうと思います。
そのように考えると、韓国の方々が心配される『自分たちへの不利益な扱い』が全くないとも言い切れません。
国家間の諍いに国民が巻き込まれることは避けて通れないものなのです。