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2017年記事一覧
刑事罰の後に待ち受ける退去強制手続について。
- 2017.12.14(木)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可
刑務所に収監中の外国人が刑期を終え出所する際、その外国人は放免されるのでしょうか?
多くの場合、そうはいかないのが現実です。
何故なら、彼らは日本人と違って、刑事罰の後に「引き続き日本にいてもいいかどうかを試される立場」にあるからです。
永住権を持っていたとしてもそれは同様で、犯した罪の内容や科された刑期によっては、日本からの強制退去を言い渡される可能性が高いのです。
現在僕が取組んでいる事案も、2度目の刑事罰で実刑を科され数年間収監された後、近々出所される方の配偶者からの依頼でます。
外で待つ日本人配偶者は高齢で、夫婦に子はいません。
とても酷ですが、「奥さんが日本に残れる可能性は極めて低いです。」と正直な感想を伝えています。
ただし、本人及び配偶者の「日本で居たい」との希望を叶えるべく、全力を尽くすことは当然ですが、、、
技能実習生の失踪は起こるべくして起こってるのか?
- 2017.12.13(水)
- VISA・在留資格関連
今朝の新聞でも技能実習生ネタが散見されていました。
外国人のビザ(在留資格)関係の報道となると最早「偽装結婚」を超えて「技能実習」ネタがダントツに多いですね。
それだけ日本に滞在する技能実習生が多数にのぼり、またそれ故に問題も起こりやすいということでなのでしょう。(2017年6月時点で25万人弱。)
僕の事務所でも現在進行形で技能実習生受入れについての業務依頼に対処すべく奮闘しているところですが、複雑で難解な「受入れ機関」の手続の壁を乗り越えたその先に、一体どんな困難が待ち受けているのか、想像するのが怖くなります。
依頼者には報道にあるような「受け入れ側の失敗」をよくレクチャーしてあげなければと強い責任感を感じています。
行政書士試験の答案用紙を紛失する事件が発生しました。
- 2017.12.12(火)
- 行政書士
こんなことが起こるのですね。
大事な国家試験で答案用紙が紛失する事態など想像だにしませんでした。
2名分の答案はいったいどこに行ったのでしょうか。
その昔、僕も2回目にして試験に合格しましたが、その2回ともで出題ミスがありました。
1回目の出題ミスは確か正解が2つあったと記憶しています。
全員加点の措置が取られましたが正解の回答のうちの一つを選択していた僕は何か腑に落ちないものを感じました。
どうしてかというと、その試験(1回目の受験)で僕は1点足らずで不合格となったからです。
総務省まで電話したことを憶えています。
今となっては懐かしい話ですが、あの頃の頑張りのおかげで今があるのは確かです。
対応のいい公務員と気持ちのいいやり取りができた話。
- 2017.12.08(金)
- 行政書士
仕事柄いろんな役所に出入りする機会が僕にはあります。
役所ごとの色は多少あるものの、役所の仕事もすべて人がするもの。
担当者次第で気持ちよく仕事を終えることができたり、そうではなかったりする。
僕が一押しの役所は『尼崎市役所市民課』。
ベテランの女性担当者が仕切っている(?)が、本当に市民の立場に立ってこちらのお願いを真摯に検討して役所ができる限りのサービスを提供してくれている。本当にありがたい次第です。(かと言って何でも聞いてくれるわけではありませんよ。できないことはできないと言います。)
一方僕が苦手としているのが、大阪市内の某区役所と大阪府東部の某市役所。
某区役所は区民が比較的裕福な層が多いからなのか(あまり文句を言わない区民?)、態度がぞんざいで何せ仕事がすこぶる遅い!
そして某市役所に至っては、仕事ができない職員をあえて窓口に並べているような様相。
何度「上司に繋いでください!」と言ったことか?!
先日、他府県の法務局を訪れた際、外国人の依頼者と僕に、本当に気持ちよく対応してくださった女性職員がいたが、サービス業であるはずの公務員は是非お客様である市民へのサービス提供者としての最低限のマナーをもって接してほしいものです。
観光ビザで何日日本へ居られるか?その答えは?!
- 2017.12.07(木)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報
この質問だけは受けたくないものです。(あともう一つは、あと何日でビザの結果が出ますか?の質問。)
観光ビザで日本に来ている外国の方が、自身がしょっちゅう日本に来ているので心配になって質問してくる場合が多いです。
観光ビザ、正式には在留資格「短期滞在」の観光目的での日本上陸。(「観光」と呼ぶビザはありません。)
『短期滞在ビザで何日以上日本へ滞在してはいけません!』といった法律はありません。
しかし、入国管理局では運用上、1年のうちに180日を超過して短期滞在ビザで日本にいる(居ようとする)外国人を発生させないようにしているようです。
これまた質問を受けますが、では上記に言う「1年」の起算点はいつですか?との問い。
そんなもの、日本に入ろうとした日からさかのぼって1年に決まっています。12月31日に全てリセットされることなどありえません。
入れるか入れないかは、『日本に入らなけらばならない特別の事情』と『滞在期間中の十分な生活費の証明』、そして『あなたの口から放たれる真摯な説明』次第です、と回答するようにしていますが、なかなかこの回答では納得していただけないのが現状です。