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2017年記事一覧

帰化が許可されるまでの時間は?

大阪、京都、神戸、東京や四国などで帰化許可申請のお手伝いの経験があります。

申請者の住所地を管轄する法務局へ足を運ぶのですが、よく聞かれるのが「どれくらい時間を要しますか?」との質問。

こちらから申し上げられるのは、正確にはわからないとのあいまいな回答。

事実、これまでの経験上、最短で4カ月、最長だと2年近く待たされた方もいます。

それでも平均値をとるとすれば、現状だと8カ月くらいと言えます。

もちろんこの期間には準備する時間は含まれません。

この『準備する時間』こそ千差万別で、最初の相談から2週間で申請に至る人もいれば、1年がかりで申請にこぎつける人もいます。

初期の相談から3カ月もたてば50手前の僕の脳はすでに他の事案で上書きされてしまい、最近では思い出すのに一苦労です。

スピーディーな申請準備は、依頼者にとっても僕にとっても非常にメリットがあるですが、皆さんなかなか足並みがそろわないのが現状です。

相続に必要となる書類について。

人が亡くなると亡くなった人の財産は相続人が承継することになります。

日本の民法896条では、「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。」となっています。

(もちろん、相続放棄や限定承認など、相続しないなどの意思表示は可能です。)

僕の仕事で比較的多いのが、弁護士や司法書士からの「相続関係を証明する書類の収集と翻訳」の依頼。

その多くは韓国籍の方が被相続人(亡くなった方)の場合で、韓国領事館から家族関係登録証明書や除籍謄本を入手して翻訳する作業となります。

先日、帰化許可申請に関する相談のお電話をいただいたのですが、その方は、「日本国籍を取った方が相続などの手続きでややこしくないでしょう?」とおっしゃっていました。

しかし、相続に限って言えば、それはその方の思い違い。

なぜなら、 人生の途中で日本人になった方の場合、それまでの身分関係を旧国籍国の書類により証明し、さらに日本人になってから以降の身分関係は日本の戸籍により証明することになり、2か国からの証明を要するから。

ちなみに日本ではつい最近法定相続情報証明制度」という便利な制度が登場しましたが、これとて、帰化した元外国人にとっては、帰化前の国籍国の身分証明を保管してくれる制度ではありません。

韓国書籍の購入方法。

仕事柄、韓国の書籍(紙の本)がどうしても必要な時が多くあります。

そんな時、今までは近々韓国へ行く予定の親族を探して無理を言って買ってきてもらったりしていました。

あとは、一部しか見られませんが、韓国の国会図書館で電子化された書籍や文献を閲覧する方法も利用しています。

以前から先輩に教えてもらっていた『YES24』というサイトでの購入方法を見つけたので、今ではそのサイトを通じて通販で購入するようにしています。

送料が高いのと、日本と違って韓国は専門書の数が少ないのが不満ではありますが、、、

 

偽装結婚をあっせんしたとして日本人男性が逮捕されました。

今年は前年までに比べてビザ申請の件数が増えているように思います。

入国管理局窓口の混雑具合からしても、相対的に在留外国人数は増えているように思います。

「技術・人文知識・国際業務」や「経営・管理」などいわゆるビジネス系のビザ申請が多数ですが、報道にあるような結婚ビザ(日本人の配偶者等、永住者の配偶者等)の依頼もちらほら。

いつも思うのですが、確かに偽装結婚を経て永住権までたどり着いた強運の持ち主もいるのでしょうが、僕が出会った偽装結婚経験者はそのほとんどの人がひどい目にあっていました。

そもそも『嘘の婚姻届一枚を役所に提出するだけじゃないか』と軽い気持ちで踏み込んでしまうのだと思いますが、だます相手は日本国。

国を相手に詐欺を働くようなもので、そんな大それたこと、本当にうまくいくと思っているのでしょうか?

入管も馬鹿じゃないのだから、とりあえず許可をあげておいてしばらくしてから実態調査を始めるくらいの工夫はしていますよ。

今年も残り3カ月、不安な年末に向けて気力と体力を整えます。

各地で運動会が開催されるなど、すっかり秋の様子がなじんできました。

運勢的なめぐりあわせなのか、年末に決まってしんどいことが起こる僕ですが、それにも慣れてきてもはや何が待っているかワクワクするレベルに達しました。

家族や身近な人の健康に被害が及ぶこと以外なら受け入れる覚悟ができています。

おかげさまで今年は息つく間もないくらい忙しい日々が続いているので、仕事面ではこれをキープできたなら上々です。

夏の終わりに少し体の調子を悪くしましたが、約10年ぶりに人間ドックを受けるきっかけを与えてくれたのだと、そのこともポジティブに受け取っています。

老眼の進行に眼鏡(老眼鏡)を必要とすることになりましたが、その眼鏡選びすらも楽しむ僕は、〝超〟がつく楽観主義の能天気者なのでした。

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