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2012年記事一覧

日本政府が被災地を訪れることを条件に中国人旅行者への査証(VISA)を発給する特例措置を認める方針を決定した件。

日本政府は、本年7月から中国人旅行者が東日本大震災で被災した東北3県(岩手、宮城、福島)を訪問する場合に限って数字査証(VISA)を発給する特例措置を認める方針を決定しました。

数字査証(VISA)を発給された中国人旅行者は、有効期限内であれば何度でも日本を訪問できるようになります。

訪日外国人のうち1人あたりの消費金額では、ロシア、オーストラリアに次いで3番目にお金を使っているのが中国人観光客との統計が出ていますが、旅行者数から言って全体的にはダントツ1位なのでしょう。

高い購買力を持つ中国人観光客を被災地に誘致し、復興支援につなげるのが狙いでしょう。

この度の特例措置は、岩手、宮城、福島のいずれかに1泊以上することが条件(旅行業者の証明等が必要となる)。

対象は個人旅行で、3年間有効な査証(VISA)が発給される予定とのこと。

特例措置は、昨年7月に沖縄県を対象にスタートしましたが、それによる効果が大きかったことを踏まえて(沖縄を訪れる旅行客が急増した)、被災地への復興も期待した適応となったのでしょう。

日本は、2011年5月の時点で、世界61ヵ国・地域に対して査証免除措置を実施しています。

アメリカや韓国、シンガポールやオーストラリア等の諸国ですが、中国は含まれていません。

そのため、中国人が日本へ入国するためには、在外公館(中国国内にある日本大使館や領事館)で査証(VISA)の事前発給手続を行なう必要があるのです。

ちなみに韓国と日本とは、2006年3月1日以降、観光等を目的とする『短期滞在査証』免除措置を期間限定なしに相互に実施することを決定していますので、韓国人が日本へ来るとき及び日本人が韓国へ行くときには、基本的にはパスポートを所持している方が航空チケットさえ手に入れることができれば明日にでも渡航できるのです。

度々起こる、登下校中の学生の列に車が突っ込み幼い命が犠牲になる事故について。

『車は走る凶器だ!』

それを強く認識させる痛ましい事故が、最近たて続けに新聞紙面をにぎわせている。

今日も、僕の事務所と目と鼻の先で小学1年生の女の子が自動車事故により命をおとした。

例のように、児童の列に車が突っ込んだ事故である。

昨年1年間の日本の交通事故死者数は4,612人と、ここ数年減少傾向にあるようだが、その数字は少ないとは言えない。

高齢化に伴って、高齢者が被害者にも加害者にもなっている事故が増加傾向にあるようだが、自動車会社には『エコカー』の開発よりも優先して、『事故防止機能付自動車』の開発を早急に進めてもらいたい。

僕自身も過去にひき逃げ事故で親族を亡くした経験があるが、自分自身も加害者になりかねないと細心の注意と臆病過ぎるほどの精神状態を保って車の運転をしようと思う。

如何に安全運転を心がけようともこちら側が善意無過失であろうと、事故は避けることはできない場合があるのだから。

昔読んだ東野圭吾さんの『手紙』という小説について、最近色んな場面で思い出してしまうこと。

稀代の売れっ子小説家、東野圭吾さん。

生まれも育ちも大阪市生野区で、通っていた中学は僕の家から徒歩1分のところにある。

更に僕が通っているヘアーサロンは、東野圭吾さんの実家後地に建ったマンション1階にある。

僕の妻が彼の小説をよく読んでいたのだが、僕もそれにつられていくつかの作品を読んだ。

(最近映画にもなった『夜明けの街で』は、夫としては身震いするような恐ろしい内容だった。)

その中でも印象に残っているのが『手紙』という作品です。

映画にもなっている作品ですが、テーマとなっているのは(あくまでも一読者の立場でそう感じるのだが)『差別』だ。

そしてもうひとつのテーマは、『差別の連鎖』。

殺人犯の弟が、自分では拭いようもない境遇と自分自身の中の葛藤とを背負いながら生きていく姿を描いている。

この小説を読むまでは、『差別は絶対悪で差別を根絶すべく人間は皆戦わなければならない』などと理想論的な考えを持っていたが、『差別はなくならず、人間が生きていくうえで死ぬまで付き合わなければならないとても怖いもの』だと思うようになった。

今日、ネットで目にした拉致被害者家族の横田夫妻の記事(週刊朝日 2012.5.18号掲載)を見て、彼らの心情を理解するまでには到底至らないが、小説の主人公では無いが、負うべき『責任』について考えさせられたのだ。

加害者、加害者の子、加害国の国民、加害国の海外同胞や団体、、、

お終い。

※ちなみに映画版の『手紙』もとても感動的でお勧めです!僕の好きな俳優(玉山鉄二と山田孝之)と大嫌いな女優(?)が出てます。

警察署で見た『尋ね人』のポスターを見て日本もまだまだ安全な国とは言えないなと感じたこと。

警察署へ行く用事があってその待ち時間に署内に貼ってある『尋ね人』のポスターを見ていると、一際汚れのひどいポスターに目が止まった。

そこには、平成15年5月20日(火曜日)の午後3時頃、大阪府泉南郡熊取町で行方不明になった『吉川友梨さん』の写真と案内文書が載っていた。

あれから9年という長い歳月が経つが、いまだに見つかっていないのだ。

数年前には友梨さんのご両親が、友梨さんの行方をダシに詐欺被害に遭われたことも報道されていた。

友梨さん以外にも沢山の行方不明者のポスターが貼ってあるのを見て、日本には家出や失踪などの理由で家族が捜索をしている人間がいかに多いのかと考えさせられた。

友梨さんを含めて、いなくなった人達が少しでも早く家族のもとへ戻って来ることを祈りたい。

昨日見た宮部みゆき原作の『理由』のドラマが、原作とはずいぶんかけ離れた作品になっていたことについて。

昨日、久しぶりに日本のテレビを見た。

というのも、我が家のテレビはもっぱら韓ドラか韓国ミュージック映像又は子供向けアニメしか流されていないのだ。

1番と2番目は妻、3番目は子供たちのお気に入りだ。

昨日はいつもより帰りが早かったので、それでも録画したものを見たのだが。

確か10年以上も前に読んだ小説だったが、すっかり内容を忘れてしまっていた。

ドラマを見ているうちに思い出すだろうと思ったが、僕のイメージした内容とは違った進行となっていた。

原作は確か、競売不動産にまつわる殺人事件を、競売物件を安易に購入した素人が体験した地獄のような現実とそれに群がるブローカー達の話を、法律的権利関係やその根拠となる借金問題、それに係わる家族の問題を複雑に織り交ぜながら語られるもっと恐い物語だったような気がする。

宮部みゆきさんの作品は、社会派小説から歴史物、SFまで、何をテーマにしてもハズレがないように思う。

最近遠ざかっていたので、久しぶりにチャレンジしようと思う。(最近のお勧めあったら教えてください。)

それにしても、前にもこのブログで紹介した松本清張の『砂の器』のドラマ化しかり、大作を映像にするとその多くが失敗と言うよりそれ自体が無理なんじゃないかと思わせる作品であった。

それでも、次週も『宮部作品』の映像化を見ようとは思う。

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