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2011年記事一覧
友の結婚。
- 2011.10.17(月)
- ただいま休憩中・・・ , 日本語
久しぶりに退屈しない結婚式に参加できた。
だいたいが3時間を目処に終了するが、ほとんどの式で1時間半もすると退屈で帰りたくなる。
今回の式は同級生の式だったこともあるが、やはり心から祝う気持ちがあってのことだろう、あっというまに3時間が経過した。
司会進行もそつがなく、無駄なスピーチや聞き苦しい歌のお披露目もなかった。
何より、同級生の参加が多く、知った顔だけでも40人は来ていたと思う。
かなりの年の差婚だということをその時知ったが、それを感じさせないほどお似合いの夫婦に見えたし、きっと末永く幸せにやっていくだろうことを感じさせた。
部活で培われた固い友情と仕事を通しての広くて深い繋がりを持つ新郎を観ていて、そのどちらも中途半端な自分にもどかしさを感じ、正直うらやましいと思った。
学生の頃、もっと一生懸命何かに取り組むべきだったとあらためて後悔させられた。
それでも、『自分の子には親の失敗を繰り返さないよう話すことができるのだ』と自分を励ましているのだった。
世界は言葉でできている。
- 2011.10.14(金)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報 , 在留特別許可 , 憤慨 , 日本語
昨日の深夜に放映されていた、『言葉』をテーマにしたバラエティー(教養?)番組のサブタイトルだ。
過去の偉人達の名言の一部を、パネラーが独自の言葉をチョイスして当てはめ新しい『名言』を作り出すという内容だ。
私も一丁やってみようと、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの言葉を引用した問題にチャレンジしてみたが、自分のボキャブラリーの無さ、詩的センスの無さを実感させられるのみだった。
日付は変わって本日、ネットのニュースで『入管職員の収容者(もちろん外国人)に対する暴言に関する報道』に接した。
私が日々接している入管職員のイメージは、はっきり言って悪くない。
私達入管業務を行っている行政書士が行った申請について、何とか良い結果を導こうと努力してくれているように感じる。(そうでない担当者もたまにいるが)
それでも警備部門(今回の報道に出てくる入管職員も警備部門の人間)の職員は違反者(=犯罪者)と対峙する任務を負っていて、警察のマル暴担当者がそうであるように、元来強面の方若しくはそれを意識した職員が配属されているようで、在留特別許可の申し出を行った際に何度も出頭者(不法在留外国人等)に大声で怒鳴り散らしている姿を目撃した。
これもまた任務なのかと思う反面、元々外国人嫌いな人なのかなと思うこともあった。
何にせよ、オリジナル言語でない日本語(外国語)でまくし立てられても、彼らには何の意味かも不明であろうし、ましてや収容中の容疑者等は精神的に参ってしまっている方も多いことから、報道にあるような『暴言』が日常的にあったとしたら大問題であり是非改善していただきたいと思う。
世界は言葉でできているのだから、、、、
?
ワルイヤツホドヨクネムル。
この仕事を長く続けていると、多種多様な犯罪による被害者をよく目にする。
法治国家であるこの国では罪人に対する処罰規定も厳格に定められていて、それらを法をもって裁くことが可能であるはずだ。
では、被害者が訴え出ると司法がたやすく罪人を捕らえてくれるだろうか?
殺人や傷害、窃盗などについて司法警察が独自に摘発し捜査に着手した場合には比較的短期間で集中的にホシを挙げるために行動するようだが、民間人からの告訴や告発による場合はなかなか腰が重いようだ。
ストーカーによる殺人や児童虐待により幼い命が絶たれてしまう痛ましい事件が増えた昨今では、以前に比べて警察の対応にも変化が見られるようだが、私の見る限り声無き被害者の数は相当多く存在しているようだ。
特に外国人が被害者となるケース(暴行被害、詐欺による被害、DV被害、脅迫による被害)がかなり多く存在し、日本のマスコミがこぞって取り上げる外国人犯罪の数を凌ぐ実態数が存在しているように思える。
在留資格の問題や国籍、信条、宗教による差別をもろに受ける外国人にとって、多少の被害は感受しなければならないものなのか?
日々、この社会に矛盾を感じるのだ。
外国人学校。
- 2011.10.11(火)
- ただいま休憩中・・・ , 憤慨 , 日本語
3連休の合間に懇意にしているブラジル人学校の『多文化交流フェスタ』へ出かけた。
学校の認可手続を2年近く手伝っていることもあり、学校の雰囲気(子供達や保護者達の様子)をうかがうには大変有意義で楽しい時間を過ごすことができた。
校庭に作られた舞台では、ダンスを披露する子供達の姿に親達が熱いまなざしを向けていた。
また、屋台や幼児向けのゲームも設置されていて、連れて行った私の子供達も満足した様子だった。
『多文化』と謳っているだけあって、ブラジル文化だけではなく他の国の踊りや歌も披露されていたのがとても印象的だった。
私の知る『外国人学校』でも年間10回近くイベントを行っているが、今回のブラジル人学校のような『多文化』を謳った取り組みは皆無である。
現在及び今後ますます増加するであろう越境者(在留外国人)に反比例する我が母校の生徒数の減少に歯止めをかけるための唯一の方法は、多文化共生への関心を学校関係者がもう少し持つことと、政治に振り回されない強固で独立した運営基盤を確立することが必要だと思うのだが、、、(皆同じ考えでしょうが!)
学校の存続は誰のためでもなく、『教育を受ける子供達だけ』のためにあるものなのだから。
規律無く自由にステップを踏む楽しげなブラジル人生徒達の顔を見て、『そのための良い方法は無いものか?』、フッとそんなことを思ったのだ。
労働の対価、犯罪の代償。
今日、ショッキングなことがあった。
妻がいつも利用していた街の魚屋さんの店主が、窃盗罪で逮捕されたのだ。
私の自宅からわずかな距離で、いつも安くて良い品を置いていると妻から聞いていた。
私もたまに通りかかると、奥さんと思われる女性と店主が一生懸命に働いている姿を目にした。
朝早くから夜遅くまで店を開けて、店の前にも水槽やコンロが並べてあり、本当にまじめに労働しているのだなと感じさせるお店だった。
しかし、実際は報道にあるように盗んだ魚を売っていたのか、、、
私の自宅の周りはかなり治安が悪く、1年の内に数人が殺されるような地域だが、今回の事件は本当にショックだった。
小さな赤ちゃんを背負って店番をしていた女性(奥さんと思う)の姿が忘れられない。
店主には罪を償ってもう一度まじめに人生を歩んでほしいと願う。女性に背負われていた赤ちゃんも一緒に。