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バリアフリー。

毎日新聞で連載されている『くらしナビ』で、障害を持つ子供とその親、出産を断念した『母』たちの悩みについて取り上げられている。

その記事を読むと、どれだけ多くの方(特に母親)がそのような環境に置かれているのかと考えさせられる。

電車やバスに乗ると比較的目にすることが多い障害者とその家族の姿を見ると、とてもたくましく感じることもあり何だか心が痛むこともある。

身近に障害を持った人間がいないのでどのように接したらいいのかがいまだに定かでない。

もしかしたら、そのような考え自体が彼らを差別視しているのではと思ったりもする。

昔聞いた話では、『愛情のある無視』が適切だなどとも、、、

先日、足に障害のあるおばあさんを車椅子に載せて、電車を乗り継いでとある役所へおもむいた。

もちろん、車椅子の方を伴って出かけることなど初めてだった。

そのとき感じたのは、いくらバリアフリー化が進んだとは言え、車椅子での移動には大変困難な世の中であり、周りの人の心と行動がバリアフリーにならない限りは障害者やその家族が安心して暮らせる世の中には程遠いのではないかと言うこと。

約2時間の往復で私はくたくたになり、もちろん車椅子の本人も私以上に疲労されていた。

これからは『愛情のある無視』では無く、『心のこもったおせっかい』を心がけようと思わせてくれた1日だったのであった。

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