それでも明日は訪れる。
大阪首長選挙は橋下氏率いる維新の会の快勝に終わった。
周辺からは、『これで弱者切捨てが加速し、我々(在日コリアン)がますます苦しい立場にさらされる』との声が聞こえる。
実際そうなるだろう。
勝ったものは民意を旗印に自分達の考えをどんどん押し進めて行くのでしょう。それが正解かどうかは将来その民意を表明した人々が直に判断することになるでしょうが。
維新の会には、反対意見としての民意も汲み取った政策を進めていただければと個人的には思います。
話は飛躍するが、先日卒業してから20年振りの同窓会に参加した。
そこではほとんど学生時代話をしたこともない人達とも話すことができて、本当に有意義な時間が過ごせた。
それぞれ各分野で活躍している人もいればそうでない人間もいるわけ訳だが、あの場所ではそんな社会的な肩書きや身分などは全て取り払われて、学生時代にそうであったように本質の人間性のようなものが試される数少ない機会だと思う。
歌がうまいとか、スポーツに長けているだとか、男だったらケンカが強いだとか・・・
普段の社会生活では味わえない『醍醐味』を存分に味わえた。
学生時代にこれと言った活躍もしていない私は自己紹介からはじめなければならない場面が結構あって、20年経って今更という感じもあったが、それもまた面白く思えたのだ。
『自分が何者であるか』を教えてくれ、本音で話せる大切な仲間を、これからも大事にしようと思ったのだ。
維新の会には、こんな仲間達との絆を育んでくれた在日コミュニティーや民族学校を、『海を越えた異国の脅威』を理由にイジメないでいただきたいのだが。