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- 永住許可申請のタイミングを逃した青年の悲運。
永住許可申請のタイミングを逃した青年の悲運。
- 2019.09.12(木)
- VISA・在留資格関連
日本滞在が継続10年となると、永住許可申請の条件のうち居住要件が整います(例外あり)。
一昨年、その10年をクリアした家族からの依頼で永住許可申請のお手伝いをしました。
無事に家族4人が約3カ月の審査期間を経て日本での永住を許可されました。
めでたしめでたし、、、と言いたいところですが、実はこの家族にはもう一名親族がいます。
一番上のお子さまのKさんです。
彼は、9歳で家族とともに日本にやって来て以降、日本で高校まで卒業した在日外国人でした。
しかし、どうしても海外の大学で学びたいと言い、両親もそれを受け入れます。
運が悪いことに、彼が大学に進学した直後に彼以外の家族が日本で永住権を取得したのです。
永住申請時に海外にいた彼は日本での永住権取得のチャンスを逃してしまいます。そればかりか、彼には日本に戻る際に必要となる<家族としての居住>の権利すら奪われてしまう事態に遭遇するのでした。
【次回に続く】