砂の器。
- 2011.09.26(月)
- ただいま休憩中・・・ ,
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先日テレビドラマで放送されていたのを見た。
これまで幾度もリメイクされているが、やはり最初の映画(1974年製作、山田洋次脚本)にはどれも勝っていないと個人的には思う。
今回は「某アイドルが主演して撮られた連続物ドラマ」とは打って変わって、とても見ごたえがあったし配役も満足いくものだった。
ただ、原作者が伝えたかったと思われる『大事な部分』には、やはり最後まで触れられずじまいだった。
1974年の映画では、一部団体の反対を理解に変えて放映にこぎつけたようだが、今でもテレビ放送には馴染まないのだろうか、、、(それとも被害者達やその遺族の感情を考慮しての措置なのだろか、、、)
いずれにせよ、僕はこの本の作者『松本清張』がとても好きだ。
清張の本には世の中の矛盾や社会の理不尽にあえぐ“底辺に生き抜く人の姿”が沢山描かれていて、(特に)つまらない最近の日本のテレビや映画等では得ることが出来ない『共感』を与えてくれるから。(その点、“韓ドラ”は内容も設定も現実的で面白いし、何より演者達の技能が日本の役者とは比べものにならないほど素晴らしい!)
是非、砂の器の原作本を読んで、その後に1974年に製作された同名の映画もご覧ください。
ちなみに、韓ドラのお勧めは『ジャイアント』かな。