2重国籍問題。揺れているのは国家のみなのか。
オーストラリアの国会議員が2重国籍が判明したことで失職するケースが増えているらしい。
日本でも民進党の蓮舫氏が2重国籍を指摘されて矢面に立たされていたのが思い出される。
では2重国籍者はどのようにして生まれるのか。
身近なケースで言うと、例えば日本人女性<Bさん>と結婚した在日韓国人<Aさん>がいたとしましょう。
その夫婦間に男の子どもが生まれました。その子が<Cちゃん>です。
現在の日韓の法律によりますと、<Cちゃん>は生まれながらにして日本と韓国の二つの国籍を持つことになります。これは韓国に戸籍(家族関係登録)があろうがなかろうが関係なく2重国籍です。
ここで<Cちゃん>が生まれた後に<Aさん>が日本国籍に帰化したとしましょう。
晴れて<A,B,C>は家族全員が日本の戸籍に載り日本人として生きていけます。
がしかし、<Cちゃん>の韓国国籍はどうなるのか?
日本にいる日本と他の国籍の重国籍者は皆、日本においては日本人として扱われます。
その証拠に、<Cちゃん>も在留カード(旧外国人登録証)を持つことはできません。
ただ、<Cちゃん>は<Aさん>が帰化したからと言って韓国籍を失うわけではないのです。
では、<Cちゃん>の2重国籍を解消するにはどうすればいいのか、、、
(少し長引いたので次回に続きます。)