日本生まれのタイ国籍の少年の在留を認めなかった日本の裁判所の判断について思うこと。
- 2016.12.08(木)
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- 憤慨
昨日、中米出身の非正規在留の男性と話す機会があり、日本の裁判所で16歳のタイ国籍の少年が「国外に退去せよ」との判決をもらったことについて話をした。
少年は日本で生まれて日本語しか話せず、生まれてから一度も日本を出たことがないと言う。
「日本でこのような判決について世論が騒ぐことはあまりなく、むしろ、この判決について肯定的な意見の方も多数いる」と語る僕の言葉を、その男性は放心状態で聞いていた。
「ジーザス、日本のことをもっともっと良い国だといろんな人に伝えたいが、それは難しい!」
そう語るその男性の驚きと落胆の表情が忘れられない。