『ゆとりですがなにか』に登場するまりぶ(柳楽優弥)の妻の気になる発言。
- 2016.06.21(火)
たまに日本のドラマを見るが、今回は”ゆとり世代”が奮闘する宮藤官九郎脚本の『ゆとりですがなにか』の一場面について気になった件。
最終話終盤のシーンで、柳楽優弥扮するまりぶと中国人(?)妻ユカとの掛け合いがリアルで面白かったので紹介する。
ドラマを途中から見たので2人の馴れ初めや詳しい関係までは知らないが、その会話から、
1 まりぶとユカは未婚(だった)。
2 ユカの子どもの父は日本人のまりぶ。
3 ユカは外国人で現在不法滞在中(オーバーステイ)。
といったところか。
ドラマの途中でユカが蒸発してしまっていたようだが、最終話でまりぶの元に戻り婚姻届を提出(子どもの認知もした?)した様子。
自宅へ戻ったユカに対してまりぶが言い放った言葉、
『日本人の子どもを育てる外国人は在留特別許可(※注)がもらえるんだ!』
これを聞いたユカは、
『そうなんだ!チョロイね‼』
実際このような会話が現在も日本の至るところで交わされているのかどうかは知る由もないが、6~7年前まではユカのような女性が年に5人くらい僕の下を相談に訪れていたのは事実。
現実に沿ったリアリティを取りいれた『クドカン』の脚本に関心させられたのであった。
お終い。
※注:在留特別許可とは、非正規に滞在する外国人に対し法務大臣が裁量で正規滞在の身分を与えることができる特別措置のこと。