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相談事例①

帰省で本国へ帰国したクライアントから電話での問い合わせがあり、「パスポートを紛失したが再入国できるのか?」とのこと。

ご承知の通り、日本の在留資格を持つ外国人は再入国許可を得て日本から出国することにより、日本での在留資格が途切れることなく滞在可能となる。

逆に考えると、再入国許可を得ずに出国するといくら日本での永住権を持っていたとしてもその永住権を維持できなくなるのだ。

これは私を含めた在日(特別永住者)も同様で、例外は認められない。

今回のクライアントの問い合わせについて考えると、パスポートに押された再入国許可の証印(小さなシール)がパスポートを紛失したことで証明できないので、日本へ帰ってきたときに空港で再入国とはみなされないのではないかとの心配から出たものでしょう。

この問い合わせは妥当なもので、『再入国許可事実証明』なるものを日本にいる親族(親族がいない場合は任意の代理人)にお願いして日本の入国管理局で取り直してもらう必要がある。

これはあくまでも臨時の措置で、登録原票記載事項証明書の裏面に再入国許可の証印を貼付してくれるのだ。

なんにしても海外(たとえその外国人の本国であろうと)でパスポートを紛失すると大変苦労すると言うことです。

※来年7月からはこの「再入国許可」が必要なくなります(すべての場合ではありませんが)。詳細は次回のブログにて紹介します。

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