1979年の夏に訪れた思い出の場所。
- 2014.07.06(日)
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1979年の夏、小学1年生だった僕は家族とともに立山黒部アルペンルートを経て上高地までの旅をしていた。
そのとき、夜遅い時間にも関わらず高校生のお兄ちゃんたちが白球を追っている姿がテレビに映し出されていて、『こんな遅い時間に高校野球やってるんや』と違和感を覚えたことをハッキリと記憶している。
その試合が今も語り継がれている伝説の試合だったことを知ったのはだいぶ時間が経ってからのこと。(昭和54年/3回戦、延長18回箕島4-3星稜)
日本一長いトンネルを抜け、立山黒部アルペンルートから日本最大の黒部ダムの壮大な景色を見下ろし、天高く悠然とそびえ立つ日本アルプスの山々を見上げて、そして、一転して静かにたたずむ上高地の雄大な自然の風景に魅せられた幼かった僕。
その思い出深き懐かしい景色見たさに、いつか必ず旅行に行きたいと思い続けて30年。
今年のゴールデンウイークにやっとその思いが叶い、いざ!家族で富山県へ。
旅中、史上まれにみる長旅に僕以外の家族全員が辟易していたが、到着すると、その大自然の壮大な景色と今まで見たことのない白銀の世界に子どもたちはおろか妻でさえそれまでの疲れを忘れて高揚した笑顔を見せていた。
そのときの子どもたちの笑顔は何物にも代えがたい宝物になるだろう!
あの時、小学1年生だった僕もこの子たちと同じ笑顔をしていたことだろう。
だが、僕にとってそれが最後の家族旅行となりその後一度もその話をする機会がなくなった。
自分の子どもたちには『大人になっても家族で語らえる楽しい思い出』にしてあげたいと心に誓って2泊3日の短い旅を終えた。
思い出は共有してこそその価値が増す。
そのためにも、もっと妻を大事にしなければ、、、と思う今日この頃なのであった。
お終い。